自分でクラブ調整

ゴルフグリップ交換の失敗例|そしてその対策とは

グリップ交換はゴルフDIYの中でも簡単で、やり方と道具を揃えさえすれば誰でもできますので、ご自分でされる方も増えてきました。

 

簡単で誰でもできますが、「これ教えてもらった通りやってみました」とできたものを見せてもらうと、

 あららっ ~o~; ちょっとやり直した方がいいですね。

となることもあります。

 

私ももちろん最初は何度も失敗を繰り返していますので、ここでは、よくある失敗例を6つ、そして各失敗例について原因と対策をご紹介したいと思います。

 

みなさんのグリップ交換のご参考になれば嬉しいです。

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【失敗例1】グリップが捻じれて入っている

グリップを挿入する時に、両面テープを溶かす溶液を吹きかけますが、この溶液の量が少なすぎてなかなか入らず、捻じりながらぐりぐりと入れてしまうと、真っすぐ綺麗に入りません。

 

グリップが捻じれてしまっては、太さも変わってきてしまいますし、本来のグリップの性能が出せません。

 

溶液をたっぷりつけて滑りを良くし、スルッと素早く真っすぐいれるのがこつです。

 

【失敗例2】グリップを押しいれすぎて伸びてしまっている

グリップは挿入する前に、シャフトにグリップと同じ長さの所に印(私の場合はマスキングテープをまく)をつけて、その印より先にグリップを入れないように気を付けなければいけません。

 

どこまで丁寧にやるかはお任せしますが、できるだけ端をきちんと合わせましょう。

 

グリップエンド側については少し考えなくてはいけません。写真のようにグリップの角から1mm下(写真で言うと右側)にシャフトの端を合わせてください。

 

というのが、グリップの断面を観察すると、この写真のようにシャフトが入る限界が、グリップの角から下1mm程度ギャップがあるからです。ここは注意点ですね。

 

 

グリップはゴムなので、力任せに入れてしまうと1~2cmくらい伸びて入ってしまします。

 

シャフトに印を付けておき、それ以上入れないようにします。
(赤いテープが印です)

 

入れるときも力任せに入れるのではなく、ゴムの自然な伸びの力を利用します。溶液をたっぷりつけ滑りやすく抵抗を最小限にし、できるだけグリップエンドだけを押しながら入れてあげると、ゴムの自然に元に戻る力を利用して入れてあげることができます。

 

もし両面テープの抵抗が出てしまい、印までグリップが届かない時は、グリップが縮んでしまっているので、印までグリップがまんべんなく伸びて元の形(長さ)に戻るように、手のひらの感覚を使って均一に伸ばしていきましょう。

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【失敗例3】グリップエンドの奥まで入っていない

グリップエンドの奥まで入っていると思っていても、実は意外に入っていないことがあります。

 

そのためにも例2でお伝えした通り、シャフトにグリップと同じ長さの所に印をつけて、グリップを装着したら、グリップの長さ通りに挿入されているか、別のグリップを当てて確認してみましょう。

 

グリップエンドの奥まで入っているかどうか確認する別の方法として、私がよくやるのは、グリップエンドの穴につまようじをつまようじの裏側を使ってツンツンしてみて奥まで入っているか確認しています。

 

例2でお伝えした通り、グリップの角からは1mm程度ですが、グリップエンドは丸みがあるのでその分も考慮して、つまようじが入っている長さが2mm程度であればきちんと奥まではいっていることになります。逆にそれ以上の長さでつまようじが入ってしまえば、奥まではいっていないことになります。きちんと2mmを測る必要はありませんが、目安にはなると思っています。

 

つまようじの先(尖っている側)を使ってしまうと、シャフトの端をふさいだ両面テープに、あやまって穴を開けてしまうことがあります。シャフト内が錆びないように、両面テープで水がはいらないように塞いでいるので、穴が開いてしまわないように気を付けましょう。

 

【失敗例4】差し込みがあまく太い箇所がある

挿入する時の力加減のムラによって、シャフトの太さが均一にならず、太いところがあったり、細いところがあったりと、綺麗に入らないことがあります。

 

最初グリップエンドを押して挿入し、そのあと縮んでいるグリップを、手をグリップに沿って滑らせながら、グリップを均しながら、シャフトにつけたグリップの長さの印のところまで入れましょう。

 

溶液をたっぷりつけて滑りをよくしておけば、グリップのゴムの元の形に戻ろうとする力だけで、均一な太さで綺麗にはいりやすくなります。

 

【失敗例5】グリップの端から両面テープがはみ出している

原因としては、

  • グリップの長さより長く両面テープを貼ってしまっている
  • グリップを本来の長さまで伸ばしきれていない

のどちかだと思います。

 

グリップの長さのところにシャフトに印をつけますが、両面テープはその印よりも1cm程度短いところまで貼り、グリップは印まできちんといれると両面テープがはみ出すことはないでしょう。

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【失敗例6】グリップやシャフトがベタベタする

グリップやシャフトがベタベタするときは、溶液でとけた両面テープの粘着がついてしまっています。

 

溶液をキッチンペーパーなどのしっかりしたペーパーに吹き付け、ベタベタをよく拭きとりましょう。

 

このようにならないための対策としては、両面テープに吹き付けた溶液がシャフトに沿って流れないように、万力などでクラブを横にして固定し作業をしましょう。

 

万力などがないようであれば、グリップと同じ長さの所にシャフトに付けた印のすぐ下にティッシュなどを巻いておきましょう。

シャフトを立てて溶液を吹き付けても、ティッシュで溶液がそれより下に流れていかないようになり、シャフトにベタベタがつかないようにできます。

 

【失敗例7】バックラインを反対につけてしまう

バックラインが有るタイプではバックラインの向きに気を付けましょう。

 

バックラインが有るタイプと知らずに、向きを気にせず付けてしまう方も中にはいらっしゃいます。

 

バックラインが有るかどうか見分ける方法についてはこちら
自分でグリップ交換している人必見!バックラインの有無の見分け方

 

グリップ交換に失敗したら

もし失敗したら、こちら↓↓の記事を参考に、グリップを取り外して、再度チャレンジしてみてください。

 

まとめ

グリップ交換も簡単とはいえ最初は失敗することがあると思いますし、できたと思っていても、実は正しくできていないこともあります。

 

こちらの記事を参考にして頂けたら、失敗しないグリップ交換を習得できると思います!

 

ではこれからも楽しいゴルフライフを!^^/