シャフト抜き器無しで、アイアンを自分でリシャフトしてきたのですが、今度はカーボンシャフトのリシャフトにトライすることにしました。
シャフト抜き器無しでリシャフトする方法についてはこちらをどうぞ↓↓
アイアンのリシャフトを自分でやってみたら意外に簡単でした(シャフト抜き機不要)
シャフト抜き器無しだと、熱を当てる時間がどうしても長くなってしまうので、熱に強くないカーボンシャフトをリシャフトするには不安がありました。
そこで、ついに本格的なシャフト抜き器を購入しました。
今回はそのシャフト抜き器を使用して、自分でリシャフトする方法をレビューしたいと思います。
購入したシャフト抜き器は。。
こちらが今回購入したシャフト抜き器です。
シャフト抜き器は簡易的なものから本格的なものまで種類がたくさんありますが、思い切ってプロのクラフトマンも使っているH2-Proを購入しました。
旧型のH2というタイプもありましたが、PROの方を選びました。
(旧型)シャフト抜き器 H2
PROを選んだ決め手は、こちらの説明書きです。
PROは旧H2型に改良を加えてより強力になっています。
シャフトを抑えるクランプ部が長くなり、
シャフトを痛めずシッカリと保持できるようになりました。
また、バネは100mmから140mmと40mmも長くなり、
約2倍強力になったバネの力で、
少ない熱でもヘッドが楽に抜けます。
作業時間も大幅に短縮できます。
熱を当てる時間が短く済むのは、熱に強くないカーボンシャフトをリシャフトするには、かなり嬉しいポイントです。
では早速H2‐PROでリシャフトしてみたいと思います。
シャフト抜き器H2-PROでドライバーを自分でリシャフト
スリーブを取り除く
まずはスリーブをヒートガンで温め、カッターで剥がし取ります。
レンチでシャフト抜き器のバネを締める
今回購入したものにはこのような↓↓レンチが付いていましたが、
そのお店の販売形態によっては付属していないこともあるのでご注意ください。
もちろんボルトのサイズを測り単品で購入しても結構です。
このレンチでバネを締めていきます。
締めていくと上側のBの矢印が左に動いていくので、B2まで締めます。
↓↓締めていきます
ゴルフクラブをシャフト抜き機にセットする
次にクランプのハンドルをゆるめてシャフトが挟めるまで開きます。
このような治具が付属していて、
(治具の4つの切り欠きは写真では分かりづらいですが、それぞれサイズが異なっています)
これをヘッドのネックに引っかかるサイズの所を使ってこのように当てます。
治具がヘッドとシャフト抜き器にしっかり挟まり、クラブのヘッドが治具で引っかかる状態でクランプ方向にひっぱりながら、
シャフト抜き器のハンドルを締めてシャフトをしっかり挟みます。
この時締めすぎに注意してください。シャフトが割れてしまいます。
締めなさすぎても滑ってしまうので、この加減に最初戸惑いました。
シャフトを抜く
さぁ、いよいよシャフトを抜きにかかります!
ヒートガンをクラブヘッドのネックに当てながら、レンチでバネをB1まで緩めます。
さらにヒートガンをネックの表・裏にまんべんなく当てていくとバネの力で少し抜けてきます。
すかさずネジを緩めていくと、
どんどん抜けていきます。
抜けきるまでバネを緩めていきます。
もしバネが伸びきるところまで緩めてしまったら、一旦シャフト抜き器のハンドルを緩めてバネをB2まで締め直し、またハンドルを締めて、改めてレンチでネジを緩めていきます。
この時、締めなおしが面倒だからと、無理にヘッドを抜かないでください。シャフトがネックの中で折れてしまいますので。
抜けました!
ホーゼルのクリーニング
ヘッドのネック部分の中(ホーゼル)は接着剤のカスが残っているので、綺麗に掃除しましょう。
紙やすりを丸めて根気よく取り除いても良いですが、電動ドライバーをお持ちの方は、ワイヤーホーゼルクリーニングを使用すると簡単に綺麗になります。
電動ドライバーをお持ちでない方は、こちら↓↓も便利です。紙やすりより早くて綺麗になります。
ご参考
シャフトの付け方についてはこちらが参考になると思います↓↓
また、ツアーADの中でシャフト選びに困ったら、こちらもご参考にどうぞ↓↓
ツアーADシャフトの評価(MD、PT、DI、GT、BB、MT、XC)
バランス調整はどうするのか気になる方もいると思いますので、その方法をまた今後アップしたいと思います。
(追記2020.8.12)
バランス調整方法をご紹介します↓↓
自分でゴルフクラブをリシャフトする時のバランス調整方法|カチャカチャスリーブもこの方法で!
まとめ
今までシャフト抜き器無しで自分でリシャフトしてきましたが、シャフト抜き器はめちゃくちゃ楽です!!♪
お小遣いを貯めて購入した甲斐がありました。
もう既に、ドライバーを1本、ウェッジを2本リシャフトし、練習場2回、ラウンド1回行きましたが、全く問題なさそうです。
次はこれでアイアンをモーダスmodus120から105にリシャフトしてみたいと思います。
これを使えばアイアンセット(6本)でも苦にはならないでしょう☆