もっといろんなシャフトを使ってみたい!
気軽にリシャフトしたい!
と思っている人はたくさんいるのではないでしょうか。
私ももちろんその一人です。
衝動が抑えられなかったので、ついにアイアンのリシャフトを自分でやってみることにしました☆
ネットでリシャフトの方法をとことん調べ、近くのゴルフ工房で見学させてもらい、実際にやってみたのでここでご紹介します☆
みなさんもこれを読んで、是非リシャフトにチャレンジしてみください!
アイアンのリシャフトに必要な物
リシャフトしたアイアンは、タイトリストMB712で、5I~PWまでの6本です。
シャフトはN.S.PRO Modus3 TOUR 120 Sへの交換です。
準備したのは以下の物です。
- ソケット×6個
(外径13.5mm、内径9.3mm、長さ25mm) - シャフト×6本
(N.S.PRO Modus3 TOUR 120 S) - グリップ×6本
(GolfPride360、M60R) - ヒートガン
(1800W、600度) - アクリル系接着剤
(セメダイン製メタルロック) - 紙やすり
(80番) - マスキングテープ
- 除光液
(マニキュア落とし)
では、ひとつづつ詳細をご紹介していきます。
ソケット
ソケットはヘッドとシャフトの組み合わせによりますが、今回のヘッド:タイトリストMB712と、シャフト:N.S.PRO Modus3 TOUR 120 Sのパターンでは外径13.5mm、内径9.3mmになるので、「OI-10」というタイプを選んで下さい。
\★ソケットはこちら★/
ヘッドとシャフトが他の組み合わせの時は、「ヘッドのネックの外径」、「シャフトの外径」、「ソケットの長さ」をもとに、購入するソケットを選んでください。
ソケットの高さ(長さ)は好みで結構です。
ノギスを使って、0.1mm単位で正確に測りましょう。
シャフト
今回はこちらのシャフトに交換します。
\★N.S.PRO Modus3 TOUR 120 はこちら★/
もちろんどんなシャフトでもやり方は同じです。お好きなメーカーのシャフトでリシャフトに挑戦してみてください。
但し、こちらで紹介するやり方は、スチールシャフトに限ります。カーボンシャフトは繊細なので、シャフト抜き器を使用してください。
ドライバーを自分でリシャフト|シャフト抜き器でゴルフクラブをDIY
グリップ
愛用のグリップです。安くて使い慣れていて安心なので、今回もこれを使用します。
\★ゴルフプライドツアーベルベットラバー360グリップはこちら★/
ヒートガン
シャフトを温めて接着剤の強度を落とします。ドライヤーでは熱が弱いので、ヒートガンがおすすめです。
\★使用したヒートガンはこちら★/
ガスバーナーでやる人もいますが、直火なのでちょっと怖いです。
アクリル系接着剤
ヘッドとシャフトを接着するのに使用します。
2液を混ぜるタイプのアクリル系接着剤を使用します。混ぜる手間がかかりますが、強度は最強です。
\★2液混合セメダイン製メタルロックはこちら★/
紙ヤスリ(#80)、マスキングテープ、除光液(マニキュア落とし)
これらは近くのホームセンターで購入しました。
ではいよいよリシャフト開始です!
リシャフトのやり方
ヘッドをシャフトから抜きとる
まずヒートガンでアイアンのヘッドを熱します。
ヘッドのネック部分を30秒~1分程度あぶります。
ソケットはうまくやれば溶かさずに再利用できるようですが・・無理でした(ーー;
外したシャフトを再利用したり売りに出したい場合は、ソケットをカッターで取り除き、きれいにしておきましょう。
ヘッドのホーゼルを掃除します。紙やすりを丸めて突っ込んでホジホジたり、電動ドライバーをお持ちの方は、こちらのワイヤーホーゼルクリーニングを使用すると簡単にきれいになります。
\★ワイヤーホーゼルクリーニングビッツはこちら★/
電動ドライバーをお持ちでない方は、こちらも便利です。 紙やすりより早くて綺麗になります。
\★ホーゼルクリーニングセットはこちら★/
最後に除光液を塗ったティッシュでふき取り、仕上げます。
きれいになりました!
シャフトの接着箇所の下処理
次はシャフトのチップ部分(ヘッドを付ける側)をやすりがけします。接着剤の付きをよくする大事な作業です。
右がもともと付いていたシャフトで、左が新しいシャフトです。付いていたシャフトはしっかりやすられているのが分かります。
80番の紙やすりで、しっかり10分くらいかけてやすりました。万力を使ってしっかり固定すれば、楽に作業ができます。
ヘッドの装着
シャフトに巻いている赤いマスキングテープはソケットの端を示す印です。
※テーブル側に貼っているマスキングテープは、ソケットとヘッドの端のラインが合っていることを示すためのものです。
このシャフトに巻いたマスキングテープの位置までソケットを打ち込みます。
私はゴムハンマーを使いました。
ヘッドが入っていくところまでしかいくわけないので、マスキングテープの印なんて必要ないように思いますが、ソケットの内径がわずかに小さかったのか思ったよりきつく、シャフトになかなか入っていかなかったので、ヘッドの奥まできちんと入ったから進まなくなったのか、ソケットがきついから進まないのか分からなかったので、マスキングテープの印は目安のために必要でした。
ソケットを打ち込んだ後の写真です。打ち込み過ぎるとヘッドとソケットの間に隙間ができるので、マスキングテープの1mmくらい手前でもOKです。
アクリル系2液混合接着剤(セメダイン メタルロック)をしっかり混ぜて、
チップ側、ホーゼル側の両方に塗り、シャフトとヘッドを接着します。
完成です!
ソケットの外径が大きく、ソケットとヘッドのネックに段差がある場合は、紙やすりで削って段差をなくしましょう。段差は自分が気にならなかったらそのままでも支障はありません。写真のように今回はほぼぴったりだったので、そのままにしました。
紙やすりで削った傷跡は、除光液でさっとふき取ると綺麗になります。
5番からPWまで全てリシャフトしました☆
グリップの付け方が知りたい方はこちらをどうぞ↓↓
さて仕上がりは・・
次の日、自宅の庭で試打しましたが、全番手まったく問題なしです。しっかり付いています。
↓↓詳しいリシャフトの結果についてはこちらにご紹介しています。
自分でリシャフトした結果とDGS200とModus120Sの違い