メーカーごとにカチャカチャの調整方法が異なります。
タイトリストは特に分かりにくいです。
私もタイトリストを長く使っていますが、表を覚えられません。。
そんな分かりにくいタイトリストですが、今回はタイトリストのカチャカチャの調整方法についてご紹介したいと思います。
カチャカチャで調整できるロフト角とライ角とは
カチャカチャでロフト角とライ角が調整できるのですが、ロフト角とライ角がそもそも何のことなのか知っておきましょう。
ロフト角とは
シャフトを地面と垂直にした時のフェースとシャフトの作る角度です。
ドライバーでは男性用で8度~11度、女性用で10度~13度程度です。
ライ角とは
地面とシャフトが作る角度です。
男性用で49~53度、女性用で47~53度程度です。
タイトリストのカチャカチャのロフト角とライ角調整方法
下はタイトリストのシャフトをヘッドから外した写真です。
この部分を正式にはスリーブと言いますが、スリーブに記載されたアルファベットと数字をタイトリストから公表されている以下の表をもとに、ロフト角とライ角を調整します。
表の一番上はロフト角が「+1.5°」なので、9°のロフト角のクラブであれば、10.5°に調整でき、ロフトを増やすことができます。
逆に、表の一番下はロフト角が「-0.75°」なので、10°のロフト角のクラブであれば、8.5°に調整でき、ロフトを減らすことができます。
表の一番右はライ角が「0.75°フラット」なので、シャフトが下がりフラット気味に調整できます。シャフトがフラットになるとスライス(右)方向に行きやすくなります。
逆に、表の一番左はライ角が「+1.5°アップライト」なので、シャフトが上がりアップライト気味になります。シャフトがアップライトになるとフック(左)方向に行きやすくなります。
調整例をご紹介すると、
- スライスで球が高すぎる → D-2
(ロフト角を減らし、つかまりを良くしたいのでアップライトにする) - フックする → B-1
(右に逃がしてつかまりをおさえる) - 少しスライスして少し球が低い、ストレートで少し高さを出したい → C-3
(少しアップライトにして、ロフト角を1段階増やす)
といった具合です。
アルファベットのリングと数字のリングで上下2段構造になっているので、アルファベットと数字を〇に合わせたらヘッドに挿し戻します。
挿し戻すときには、必ずトルクレンチを「カチッ」と音がするまで回してください。
”トルク”と名前が付いているのは、締め具合(トルク)が強すぎず、弱すぎず一定の強さで締められるように作られているからです。
まとめ
いろんなサイトを見ていると、プロでもカチャカチャを利用して調整しているようですね。
みなさんも是非カチャカチャをフルに活用して、希望の弾道を手に入れてみてください。