- スライスを直したいけどスイングがなかなか直らない。
- 今週末がコンペだから何とかスライスを強制したい。
- せっかくフィッティングまでして新しくドライバーを買ったのにスライスがでてしまう。
そんな悩みを抱えている方は、是非「カチャカチャ」の調整機能を試してみてください。
カチャカチャの調整だけでスライスが直るわけではありませんが、曲がりを減らすことはでき、OBの数も減ります。
現状が、軽く右に曲がるだけのフェードなのであれば、ドローになることも期待できます。
今回はカチャカチャの調整機能を使って、ドライバーのスライスを減らす方法についてご紹介したいと思います。
スライス激減カチャカチャのポジション
カチャカチャのスリーブの構造上、実はロフト角を増やすとフックフェースになります。
カチャカチャでロフト角を増やすとフェースが開くのではないかと思うかもしれません。私も最初に知った時、思いました。
ですが、実は逆なんです。
つまり、ロフト角を増やすようにカチャカチャを調整することで捕まりがよくなります。
9度のヘッドを10度や10.5度に増やせば、スライスが減るということです。
また、ロフト角が増えることで縦のスピンが増え、結果、スライスの曲がりが小さくなるという効果もあります。
どういうことかと言うと、、
例えば、横80%縦20%のスライス回転がかかっていたものが、縦のスピンが増えることで、縦が80%になれば横は20%に減るということです。
この理屈でいけば、ロフト角を増やして縦のスピンを増やすと、横のスピンが減り、スライスの曲がり小さくなるわけです。
メーカー別 スライスが減るカチャカチャのポジション
スライスを減らしたい場合、下記のポジションに調整してみてください。
テーラーメイド | HIGHER |
キャロウェイ | 上段リング:+2、下段リング:D |
PING | 大きい方のプラスマーク |
スリクソン | L +1 CL2 |
ブリジストン | LEFT |
タイトリスト | A3 |
このポジションにカチャカチャを調整し、今までと同じようにスイングしてみてください。
余計な意識を持つとかえって曲がります。逆に、どフックが出てしまうことも。
フェースの向きに違和感を感じて、慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、それでも徐々に曲がりが小さくなってくるはずです。
ロフト角を増やすと捕まりが良くなるのはなぜ?
一見、ロフト角を増やすとフェースが開くようなイメージになりますが、それはシャフトがアイアンのようにヘッドに固定されている場合です。
カチャカチャの場合は、スリーブの構造上、ロフト角を増やそうとすればシャフトを左から斜めに挿したような形になります。
要はハンドファーストのような状態になるわけです。
この状態から、シャフトをまっすぐに戻すとロフト角は増えていますよね。
この時、実はフェースは左を向いて(かぶって)しまうのです。
アイアンのようにネックが固定されている場合、シャフトが真っすぐなままロフト角を増やすにはフェースを回転させるしかないので、右を向いて開いてしまうのですが、
カチャカチャのスリーブの場合は、シャフトとヘッドに角度がつくことになるので逆の現象が起こります。
ロフト角が増えることで高弾道になるのが嫌な人は
①10.5度のヘッドでノーマルポジション
②9.5度のヘッドを1度上げた10.5度
上記2つは同じ10.5度ですが、カチャカチャでロフト角を増やすと捕まりが良くなるという理論から、全く別物になります。
②の方が捕まりの良い10.5度です。
つまり、ロフトが増えるのが嫌な方は9.5度以下のロフト角の少ないヘッドを使って、カチャカチャでロフト角を増やすようにするといいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私はフックの高い球が出やすいのですが、スライスのパターンの逆を利用してロフト角を減らすことで捕まり具合を減らし、中弾道になるように調整しています。
みなさんも是非カチャカチャをフルに利用してみて、ナイスショットを目指してみてください。