ゴルフクラブのスペックの中でもクラブバランスは気になる要素の一つですよね。
自分でリシャフトをしたり、自分でグリップ交換をしたり、ヘッドに鉛を貼ったり、など自分でクラブ調整をする人はクラブバランスを測りたいことが多いのではないでしょうか?
自分でクラブを改造しない人でも、新しいクラブを手に入れた時に他のクラブとバランスが同じくらいかどうか、気になりますよね。
ゴルフショップにいけばサービスで測定してもらえるけど、もっと気軽にクラブバランスを計りたいところです。
それならバランス測定器を購入すればいいのですが、簡単に購入できる金額でもないですし、使用頻度もそこまで多くはないので、なかなか購入にまで踏み切れません。
ではお金をかけずに、自分でバランス測定器を作ってしまいましょう!
ということで、今回はバランス測定器が簡単にDIYできてしまう方法をご紹介したいと思います。
バランス測定器のDIYに必要なもの
必要なものは100円ショップで手に入るこの4点のみです。
- はかり(1g単位ではかれるキッチン用のもの)
- ブックエンド(本立て)
- 粘土(1cm角くらい)
- メジャー(1mあればOK)
※写真のはかりは100円ショップのものではないですが、100円ショップでも売っています。
4点なので消費税を入れてもワンコイン(500円)で揃っちゃいます。
そしてもう一つ使うのが、私が計算式を入力して作成したこの↓エクセルファイル。
この合計5点があれば、クラブバランスの測定ができます!
クラブバランス測定器のDIY方法
まず、はかりでゴルフクラブの総重量をはかります。
今回計測するゴルフクラブは450gでした。これを「総重量」と呼ぶことにします。
この値は後ほどエクセルファイルに入力する値になります。
次に、ブックエンドの上に粘土を少量(1cm角くらい)乗せます。
そして、その上にゴルフクラブを乗せます。下の写真のように水平になるようにバランスを取って乗せてください。
粘土を乗せるのは、ゴルフクラブがブックエンドから滑り落ちないようにするための滑り止めのためです。
無理に粘土でなくても、他の物でも代用できるものであればそれでも結構です。ブックエンドとシャフトだけでは滑って乗りませんので。
ブックエンドの上にゴルフクラブが水平にバランスよく乗ったら、グリップエンドからブックエンドまでの距離を測ります。
グリップエンドを部屋のどこかの壁に突き当てたり、もう1つブックエンドを用意して突き当てて、グリップエンドがふらふら動かないようにすると測りやすいです。
↓↓こんな感じで。。
測定結果は、703mmでした。
これを「グリップエンドからの重心距離」と呼ぶことにします。
ではエクセルファイル(バランス計算)を開き、「総重量」と「グリップエンドからの重心距離」の値を該当の箇所に入力します。
そうすると、すぐ下のバランススケールに赤丸でポイントされます。メモリから、バランス値を読み取りましょう。この場合は、D2くらいですね。
数値で小数第一までのバランス値を、バチッと出すようにしても良かったのですが、数字にとらわれすぎてしまい小数第一位まで気にしてしまうようになるので、視覚的に表示するこの方法にしました。
バランスは±1くらいはクラブ間で差があっても問題にならないので、0.5刻みくらいで把握できれば十分です。
DIYクラブバランス測定器の測定精度の検証
でもほんとにこの数値合っているの?と思いますよね。
ずっと上記の方法でバランス測定をしていましたが、測定をすることがとても多くなったので、市販のバランス測定器も購入してもっています。
\★バランス測定器はこちら★/
この測定器でDIYバランス測定器の測定精度を確認したところ、
D2という結果になり、DIYバランス測定器の精度は問題ないことが証明されました。
安心してバランス測定器をDIYしてください☆!
クラブバランスの測定の重要性
全てのクラブを同じようにスイングするということは、安定したショットを作る上でとても重要です。
同じようにスイングするためには、まずクラブのトータルバランスが合っていないとできない、と私は思っています。
D1やD2といったクラブバランスを(±1くらいは問題ありませんが)できるだけ揃えて、重量、長さ、のフローを整えて、あとは「調子(キックポイント)」もできるだけ揃えます。
先調子と元調子がごちゃごちゃに混ざっていると、同じようにスイングすることはできません。
スコアに伸び悩んでいる人は自分の技術力のせいにしているかもしれませんが、実は技術力のせいではないかもしれません。
クラブセッティングの方も、是非一度見直してみてはいかがでしょうか?
まとめ
市販のバランス測定器に比べ測定自体に少し面倒な所はありますが、バランス測定の頻度が少ない人にとっては、場所は取らないし、ワンコイン(500円)で簡単にDIYできるのでメリットが大きいのではないでしょうか?
測定精度も全く問題ないので、是非お試しください!