クラブセッティングで重量フローを気にされたことはありますでしょうか?
ウェッジからドライバーまで、だんだん重くなっていることは、全ての番手を同じリズムで振れるようにする大事なポイントの一つです。
今回は、重量フローの確認の仕方をご紹介しますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
重量フローの調べ方
クラブの総重量を縦軸に、クラブの長さを横軸とってグラフにします。
総重量は、キッチン用の1g単位で1㎏まで計れるはかりが100均でも売っていますので、それで1g単位まで計ってください。
長さは、ゴルフショップや通販で新品で購入したものであればカタログスペックで結構です。中古ショップで購入したり、リシャフトをしている場合は、実測しましょう。
重量フローの考え方
重量フローが直線に乗るようにしてクラブセッティングしてみました。
- ドライバーがツアーAD MTの7S
- 3WがツアーAD MTの8S
- 18°UTがダイナミックゴールドSL
- 23°・20°UTがダイナミックゴールドS200
- 5I~56°WGがダイナミックゴールドS200
直線に乗っていて、重量フローとしてはバッチリなようですが・・これだとウッド系が重過ぎました。
ダイナミックゴールドのアイアンは振れても体力的にドライバーシャフトが70g台では重すぎて、このセッティングで18ホールもちませんでした。
そこでウッド系を振りやすくするため、ドライバーと3Wのスペックを落としました。
上がこれまでの重量フロー、下が調整後の重量フローです。
⇓⇓⇓ 調整後
3Wを8S→7S
ドライバーを7S→6S
に変えました。
直線からは少し外れましたが、こちらの方がゴルフ全体が良くなり、ティーショットでドライバーが気持ちよく振り抜けるので、セカンド以降のショットにもいい影響が出て、リズムにのってラウンドできるようになりました。
”一直線”に乗せることにこだわらず、このように自分に合った調整も必要かと思います。
重量が逆転することだけはしないように、気を付けてください。(5番アイアンよりユーティリティの方が重いなど)
アイアン、ユーティリティ、ウッドといったクラブ種類の境目は、逆転してしまうことがありますのでくれぐれもご注意を。