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ゴルフの硬いバンカーの打ち方をグリップからアドレス・打ち方まで一つづつ丁寧に教えます!

砂が少ない、または砂が雨などで締まっていて砂を爆発させることができないので、砂を薄く取ることがバンカーからの脱出の条件になります。

そのためにはいつものバンカーショットとは違う打ち方をしなくてはいけません。

ここでは、硬いバンカーでの打ち方を、グリップの持ち方からアドレス、打ち方まで一つづづ丁寧に紹介していきます。

 

ゴルフクラブ(ウェッジ)を持つ長さ

通常のバンカーショットでは、ウェッジを持つ長さは変えないか、指2本分程度短く持つ人もいると思いますが、硬いバンカーではシャフトとグリップの境目くらいまで短く持ちます。

なぜそんなに短く持つのかというと、スイング軌道、円運動の円の半径を小さくするためです。

グリップを短く持つとスイング軌道の半径が小さくなるので、下の図のように砂を取る量を少なくすることができ、硬い砂にはじかれることを防ぐことができます。

 

アドレスでハンドアップにする

通常のバンカーでは上からクラブを落としやすいように手元を落とし(ハンドダウン)、腰を落としてやや前傾にし、縦振りしやすいアドレスを作ります。

硬いバンカーでは、アドレスで手元を上げてハンドアップに構え上半身を少し起こします。こうすることで、インに引きやすくフラットな軌道になりやすいです。フラットな軌道の方が上から落とすよりも、砂を少なく取りやすくなります。

通常のバンカーではスタンスを広めにして腰を落としますが、硬いバンカーでグリップを短く持つ分、スタンスを広めにして腰を落とします

 

ボールの位置

通常のバンカーではボールの手前に落としやすいように左足寄りに置き、ハンドレイトに構えると思いますが、

硬いバンカーではボールの位置もいつもと同じ位置(ほとんどの人はウェッジは真ん中だと思いますが)で、ハンドファーストに構えます。

 

ウェッジのフェースの開き具合

通常のバンカーでは、砂を爆発できるよう、しっかりバンスを効かせるため、そしてボールが上がりやすいように、フェースを20~30度程度開くと思います。

硬いバンカーでは、バンスがあるとはじかれてしまうため、通常のショットのようにスクエアに立ち、フェースも開かずまっすぐにして、ハンドファーストに構えます。フェースを開かなくても、下が硬いためボールはしっかり上がってくれるのでは心配はいりません。

前の項で、手元をハンドアップにすると言いましたが、これにはヘッドのヒール寄りのバンスの厚い部分がバンカーにつきにくくする効果もあります。

 

テイクバック

通常のバンカーでは、上から打ち込みやすいようにテイクバックで意識的にコックを早めに入れる、アーリーコックで上げますが、

硬いバンカーでは、何も変えずいつも通りイクバックで大丈夫です。

 

スイングプレーン

通常のバンカーでは、上から打ち込んで砂を爆発させやすいようにするために、縦振りの方がいいですが、

硬いバンカーでは、砂を爆発させるのではなく、砂を薄く取っていきたいので横振りで振ります。意識して横ぶりにしなくても、上記のアドレスで横振りになる構えになっているので、そのままいつも通り振れば結果的に横振りになります。

 

まとめ

通常のバンカーでの打ち方と、硬いバンカーでの打ち方の比較を、表にしてまとめます。

通常のバンカー硬いバンカー
クラブを持つ長さグリップエンドから指2本分くらい短く持つシャフトとグリップの境目くらいまで短く持つ
アドレス・ハンドダウン
・腰を落としてやや前傾
・オープンに構える(ハンドレイト)
・ハンドアップ
・グリップを短く持つ分、膝を曲げて腰を落とす
・通常のスクエアなスタンス(ハンドファースト)
ボールの位置左足寄り通常の位置(真ん中)
フェース開く開かない
テイクバックアーリーコック(意識的に早めにコックして上げる)通常のテイクバック
スイングプレーン縦振りで上から打ち込む横ぶりで砂を薄く取る

私も硬いバンカーは苦手でしたが、これらを実践することで克服できました。

アドレスで9割決まるので、上記のようにアドレスをすれば、あとはいつものリズムでサクッと振るだけです!

是非試してみてください♪

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