どんなスポーツでもトレーニングは必要ですが、ゴルフはどんなトレーニングをしたら良いかお困りではないでしょうか?
スコアがなかなか伸びない、それはミスショットが多いからと打ちっ放しでたくさんボールを打ち、レッスンに通っても芽が出ない・・
このように「心・技・体」の「技」ばかりの上達に励まれる方がとても多いのですが、「体」の上に「技」、「技」の上に「心」があり、「体」がしっかりできていないと「技」も「心」も上に乗っていきません。「体」をしっかりと作っていきたいです。
試行錯誤・紆余曲折しながら独学でシングルになった私が、ゴルフ歴20年の経験を元に、ゴルフのために必要な「体」をつくるトレーニングをご紹介したいと思います。
お役に立てる情報だと思いますので、最後までお読みいただけると幸いです。
スイングを安定させるために必要なたった一つのトレーニング
何種類もの筋力トレーニングや器具は必要ありません。
私のおすすめするトレーニングはずばり「ランニング」です。
「何だよたったそれだけか」と思われるかもしれませんが、実はランニングは1つで5役にもなる中身の濃いトレーニングです。
スイングで一番大事なのは下半身です。上半身に力は要りません。握力も要りません。女子プロは握力30kgでも250ヤード飛ばします。腕力もありませんが、タイヤ引き、タイヤ押し、坂道ダッシュなど、とにかく足腰を一番に鍛えています。
私もダンベルを使って胸筋を鍛えたことがありますが、打ちっ放しに行くと全然あたらなくなりました。筋力を使ってしまい、力が入ってしまうからです。力を抜こうにも抜けず、あの時は困りました。また、胸なので筋肉がすぐついてしまい、スイングの邪魔にもなりました。
それからは、胸だけでなく腕なども、とにかく上半身のトレーニングはしないことにしました。
私は学生時代、陸上競技をしていましたが、体幹と足腰には自信があり、それがスイングの軸を作ってくれていると思っています。
ランニングは本当におすすめです。
ランニングをするだけで次のことが培われます。
- スイング軸がぶれない体幹
- スムーズな捻転を生む股関節の柔軟性
- 安定感のある強靭な足腰
- 飛距離アップを生み出す腰の切れ
- クラブを振り切れるだけの適度な胸筋
いかがでしょうか?スイングに欲しいものばかりですよね。
意外かもしれませんが、腕を振り続けるので胸筋も適度につきます。
ランニングを1つするだけで、ゴルフに必要な体の筋力がバランスよくつくわけです。
私もなかなか頻繁にはランニングをすることが少なくなりましたが、スイングの調子が悪い時はランニングをすると、スイングの土台となる足腰が良い動きをしてくれて調子が良くなります。
必要なトレーニング時間は?
走り慣れていない方は、最初は10分(2㎞)程度からでいいと思います。
最終的には30分(5㎞)程度走れるようなると、スイングに明らかに違いが出てきます。
軸が安定し、足を使ったスイングができるようになるので、腰の切れもグッと良くなり、左右のブレや曲がり幅が減少してきます。
飛距離アップももちろん望めますよ!
足を使うのでヘッドスピードも上がり、曲がりが少なくなる分、ドライバーでいうと10~20ヤードの飛距離アップは確実です。
このトレーニングが苦手な方に
ランニングが苦手な方や、長く続かない方も多いと思います。
これは私が実際にやっていることですが、真夏の暑い時や、雪の降る極寒の日や、仕事が繁忙期で走る気力がないときは、代わりにこれをやっています。
レッグマジックです。(決して回し者ではありません)
何年も前に発売されたものですが、一度は目や耳にされたことがあるのではないでしょうか。
いくつかトレーニング機器をやったことがありますが、唯一これだけ長く続いているトレーニング機器です。テレビを見ながら、YouTubeを見ながら、音楽を聴きながらこれをやっています。
今は類似品でこんなのもありますね。
こちらはレッグマジックより4割以上安く、回数や時間などのメーター機能もついています。
レッグマジックはダイエット効果が大きく、1週間もやればほんとにすぐ体重が落ちます。太ももの筋肉は人間の筋肉の中でも一番大きな筋肉なので、ここが鍛えられると筋肉がつきやすいですし、筋肉がつけば代謝があがります。スクワットも痩せやすいと言われていますね。
太ももの内側は左右の体のブレを減らしてくれるので、体幹を鍛える効果に近いです。
ランニングと合わせてやれば、スイングの安定効果は絶大なんです!
アスリート志向の皆さんに、いい情報がご提供できていれば嬉しいです。