90切りスキル

アプローチの切実な悩みがこれで解決!トップ・ダフリの原因と直し方

80台を安定して出そうと思うと、一番カギになるのがショートゲーム、中でもグリーン周りのアプローチだと思います。

 

アプローチが苦手な人の多くは、トップ、シャンク、ダフリのあらゆるミスが出て、怖くて緩む、緩むとミスが出る、の悪循環に悩まされていると思います。

 

皆さんのそんなミスが解決できるように、こちらの記事を作りました。このアドバイスでアプローチを克服した人がたくさんいるので、皆さんにとってもきっと得られるものがあると思います。是非試してみてください。

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アプローチに適したクラブ

アプローチにはロフト角が50度以下の度数のウェッジを使うと、より易しくなります。50、48、46、44度などのウェッジです。

 

50度より大きいロフトになると、構えた時にフェースが上を向きすぎていて、転がしの低い球をイメージしているのに、そのイメージと合わないままスイングして、打ち急いでリズムがくるったり、インパクトで緩んだりといったミスが出やすくなります。

 

打ちたいイメージの球筋に合った番手を持つことはとても重要なことなので、番手選びから気をつけるようにしましょう。

 

慣れてくると、構えてみただけでどのくらいの高さ・強さの球が出るかイメージが湧いてくるようになるので、そのレベルになってきたら何本かクラブを持って実際にボールにアドレスしてみて、イメージの湧くクラブを選択するようにしてみてください。

 

アプローチにはバンス角の大きいウェッジが最適で、10度くらいがおすすめです。ソールも幅広の方が易しいです。

 

バンス角が小さかったりソールが狭いものですと、フェースのリーディングエッジ(いわゆる歯)が芝に引っかかり、抜けが悪くなり、うまく打てても距離感にばらつきが出やすくなります。

 

バンカー以外であまり聞かないかもしれませんが、実はアプローチでもバンスを使います。ローバンスの方が抜けが良いと思われるかもしれませんが、アプローチはバンスを滑らせて打つことでミスの少ない安定したものになります。

 

バンスは、バンカーだけでなく、ショットもアプローチも易しくしてくれます。バンスが10度程度あるウェッジを選ぶようにすることをおすすめします。

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アプローチのボールの位置の考え方と確認方法

どんな番手を打つときも、アドレスの時のボールの位置はとても重要です。通常のショットであればボールにスクエアに構えるので、比較的安定した位置にアドレスがとれますが、アプローチではボールにスクエアに構えず、少しオープン気味に構えるので、視覚的に狂いやすく、気がついたらすごく右にあったり、左にあったり、人に言われるまでなかなか気がつけないものです。

 

自分でボールの位置が正しいかどうか、気がつけるようになることも上達には欠かせないので、自分で確認する方法をお伝えします。

 

まず、ボールに対してスクエアに構えます。赤丸はかかとの位置を示しています。

そのあと、かかとを軸にしてつま先を開きます。

これがアプローチの時の正しいボールの位置です。

 

右足つま先前に構えられているので右寄りだと思えてしまいますが、かかとから見たらボールは真ん中です。スタンスの真ん中というのは背骨であり、立った時に背骨の真下にくるのはかかとなので、かかとを基準に考えないといけません。決してつま先を基準に考えてはいけません。

 

また、ランニングアプローチの時はより低くボールを出したいので、右よりにボールを置きます。まず、右足つま先の前くらいでボールに対してスクエアに構えたら、、、

かかとを軸にしてつま先を開いてアドレスの完成です。

右足の外いっぱいくらい見えますよね。でもかかとを基準に考えると、スタンスの中心からはボール1個分程度しか右によっていないんです。

 

この理論で毎回同じようにアドレスできるようにすると、アプローチのミスも減ってくると思います。少し違和感を感じる時は、この基準に立ち返って確認するようにしてみるといいです。

 

アプローチはアウトサイドにテイクバックする

アドレスが決まったら、いよいよスイングです。

 

アプローチは振り幅が小さいので、手だけでクラブを引いてしまいがちです。手だけで引いたクラブは体の回転が加わると、すごくインサイドに引いていることになります。

 

手だけでクラブをテイクバックしたあと、体の回転を少しだけ加えてみてください。すごくインに入っていませんか?

 

これを正しい位置にテイクバックするには次のようにします。

 

※20ヤード程度の距離のランニングアプローチを想定して説明します。

 

まず、クラブを手だけで右斜め前(30度程度)の方向に、高さ30cm程度(膝下くらい)まで上げます。そのあと、肩を45度程度回転させます。

 

ここが正しいテイクバックの位置です。

※写真はヘッドが床についているようにみえますが、ちゃんと膝下の高さまで浮いています。

 

すごく外にあげているように感じるかもしれませんが、ここが上げるべき位置です。

 

その証拠に、そのままクラブを下に落としてみてください。自分を中心とした円軌道上にヘッドがあり、適度なインサイドになっていますよね。

 

これを手だけで後ろに引いて回転をつけると、ヘッドはすごく低い位置で、すごくインサイドにあると思います。その位置からそのまま体の回転だけで、ヘッドをインパクトまで戻してみてください。

 

ボールに届く前に、手前に落ちないでしょうか?これではダフりますよね。ヘッドの位置が低くインサイドからインパクトするので、シャンクやトップもでます。

 

クラブを縦に上げながら同時に肩を回転させるのが、正しいテイクバックです。

 

後ろに引きながら回転ではありません。縦に上げていない分、ダフるわけです。

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コックは使わない

コックはテイクバックでクラブが腰の位置より上がってきた時に自然に入るものなので、テイクバックが腰の高さより低くて済む、20ヤード、30ヤードのアプローチでコックが入ることはありません。

 

手首の角度は変えず、そのまま上げて下ろすだけです。それに肩の回転が伴うだけです。

 

力は必要ない、肩の回転と足でスイング

よく腕をガチガチにしてアプローチをしている人がいます。距離が短いので力で距離をコントロールしようとしているのだと思いますが、ゴミ箱にゴミを投げ入れるのに、腕をガチガチにするでしょうか?腕の力を抜いて身体と足を使っているから距離感が出せます。

 

腕や肩の力を抜き、ヘッドの重みを感じてクラブを上げながら肩を回転させ、ヘッドの重みを感じて足・膝を使って、ボールの手前にヘッドを「ドンッ」と落としてください。

 

緩まないために「ドンッ」が必要です。

 

力を使わず、ヘッドの重み、足・膝を使って「ドンッ」とボールの手前にヘッドを落とせば、イメージ通りのボールが出るはずです。

 

アプローチはボールの落とし所が重要

アプローチで大事なことの一つに、ボールの落とし所があります。

 

カップしか見ずアプローチをしていると、距離感はでませんし寄りません。

 

アプローチで狙うのはカップではなく、落とし所です。ランニングアプローチでは平坦なところで、50度のウェッジを使うと、だいたいキャリーが2、ランが1の2:1になるはずなので、その位置にボールを落とすように打ちます。

 

言うまでもありませんが、その落とす場所はグリーン上であることが前提です。ラフに落としてもランは出ません。

 

落とし所がラフになるなら、ロフトの多い54度や56度などで、キャリーを増やしてランを減らし、グリーン上にキャリーできる番手を選ぶようにしましょう。

 

アプローチの成功率が上がるウェッジの選び方

アプローチにはヘッドが重めのウェッジがおすすめです。男性でバランスD3~D5くらいのものを選ぶといいです。タイトリストやクリーブランドが比較的バランスが重めなのでおすすめです。タイトリスト愛用の私も、もちろんタイトリストボーケイを使っています。

 

アイアンのシャフトにモーダス3の120Sをお使いであれば、それと相性の良いウェッジにおすすめのシャフトがあります。

 

次の2本です。

Modus3 WEDGE 115

 

Dynamic Gold S200 WEDGE 

 

下の表は、Modus3 120 S、Modus 3 WEDGE 115、Dynamic Gold S200 WEDGEの3本の振動数と重量の比較です。

 アイアンウェッジ
シャフトModus3 120 SModus 3 WEDGE 115Dynamic Gold S200 WEDGE
振動数335cpm346cpm343cpm
重量114g122g124g(カット後)

 

重量が10g程度の増加、振動数も10cpm程度の増加で、重量フロー、振動数フローとも最適なマッチングです。どれも元調子で振り心地、シャフトの挙動も近く、相性の良い組み合わせと言えます。

 

私もモーダス120Sを2年使っていましたし、今はモーダス105Rですが、これら2本を試打してみてとても振りやすく感じました。そして今、50度、54度、58度の3本ウェッジで【Modus 3 WEDGE 115】を使っています。ここ半年間の平均スコアが78で、過去最高の調子の良さになっています。

 

1本3,000円程度で購入できますので、自分でリシャフトすればかなりお安く済みますよ。

 

<自分でリシャフトする方法についてご参考↓↓>

ドライバーを自分でリシャフト|シャフト抜き器でゴルフクラブをDIY

アイアンのリシャフトを自分でやってみたら意外に簡単でした(シャフト抜き機不要)

 

まとめ

今回はランニングアプローチを中心にお話ししましたが、今後浮かせるアプローチのピッチショットの記事も作成したいと思います。ランニングとピッチショットができればほぼ対応できるので、マスターしてもらえればと思います。

 

「寄せワン」でパーをたくさんひろって、安定した80台のゴルファーを目指してください!