ゴルフのワッグルは、上級者ほどプレショットルーティンに取り入れている動作の一つです。
プレショットルーティンとは、自分の番が来て、ティーグラウンドに上がってから、ボールを打つ直前までの一連の動作です。
このプレショットルーティンの中にワッグルを入れると、ナイスショットの確率が上がるわけです。
今回はこのワッグルについて、いろんな角度からお話ししたいと思います。
ゴルフのワッグルとは?
ワッグルとはアドレスをするときに、ボールを打つかのようにヘッドを小さく動かす動作です。
この時に、両足を足踏みしながらワッグルを行うことで、体重のバランスを自分のちょうどいい位置に調整している人もいます。
ワッグルは上手な人ほどやっています。
ワッグルのメリット
ワッグルのメリットは2つあります。
①手首・腕・肩の力みを取る
②フェースの向きを確認する
ではその2つのメリットが生まれる、それぞれの理由について説明したいと思います。
メリットその①|ワッグルをすると手首・腕・肩の力みが取れる
力みはスイングの大敵です。
ダフリや引っ掛けなどいろんなミスを引き起こします。
ワッグルはその力みを取るための有効な手段の一つです。
なぜ力みが取れるかというと、ワッグルは手首や腕、肩の力が抜けていないとできない動作だからです。
わざと力んでワッグルをやってみると分かるはずです。できませんよね?
ワッグルが気持ちよくできるかどうかで、力んでいるか、力んでいないか、の指標にもなります。
「力んで良くダフルんだよな~」という方は、是非ルーティンにワッグルを取り入れてみて下さい。
②ゴルフクラブのフェースの向きを確認する
疲れていたり、考え過ぎて冷静な状態ではないとき、グリップがいつもと同じように握れていないことがあります。
また、ヘッドのソールを地面に付けてグリップを作るだけでは、いつもと同じように握っているつもりでもグリップが正しくできていないことがあります。
そんなときルーティンでワッグルを行っていればグリップが正しくないことに気づくことができ、ミスを未然に防ぐことができます。
例えばフックグリップになり過ぎていると、ワッグルをしたときにフェースが【かぶり】、逆にグリップがウィークになり過ぎていると、ワッグルをしたときにフェースが【開く】といった具合です。
ワッグルの仕方
まずアドレスの形を作ったら、手首、腕、肩の力を抜きます。
グリップの右手の親指と人差し指の位置を支点にしてヘッドを右に動かすと同時にグリップ側は左に動かします。
この動作を行ったときにフェースがスクエアになっているか確認します。
フェースがかぶるようなら少しウィークに握り直し、フェースが開くようならフックに握り直し、グリップの調整を行います。
ワッグルを行うときのポイントは「支点の位置」です。
そして力が抜けていないとできません。
手首を柔らかく使って下さい。
ワッグルをルーティンに取り入れてミスを激減しましょう!