タイトリスト712Uは、タイトリストから唯一発売されたアイアン型のユーティリティです。
ウッド型のユーティリティは2、3年に一度モデルチェンジされていますが、このアイアン型ユーティリティは後にも先にもこの712Uだけです。
タイトリストのアイアン型ユーティリティ712Uとは
スペックはこちらです。
番手 | ロフト角 | ライ角 | クラブ長 |
2 | 18° | 59.5° | 39.5" |
3 | 21° | 60.5° | 39.0" |
4 | 24° | 61.5° | 38.5" |
友人に「これ易しくてかなりいいよ♪」と勧められたのですが、タイトリストが1回しか出していないのはあまり良くなかったからじゃないの?と半信半疑だったものの、タイトリストファンとしては使ってみたいという気持ちもあってそんなにいいなら、と買ってみることにしました。
4年経ってなお中古市場で人気の一品
他のメーカーで4年前のモデルが中古市場で1万円を余裕で切っている中、2017年1月末時点で1万5千円~2万円くらいします。(程度にもよります)
人気であることがここからもうかがえます。
私は4番を購入しました。

使用してみた感想と評価(シャフトはモーダス120Sです)
さて、実際に練習場で打ってみた感想です。
ここが一番気になるところですよね。
まず驚いたのが、方向性が抜群にいい!
ターゲットを狙ってラインが出せ、イメージ通りの軌道を描いてくれます。
913Hのウッド型ユーティリティを使っていたのですが、ミスの許容範囲が広く易しいものの、上がりすぎてぼんやりした球でした。ただ単に高く前に飛んでいるだけといった感じです。
でも712Uは違います。
力強い球で目標に向かって突っ切っていきます。高さも上がりすぎずちょうどよいです。
打感も柔らかめで何球打っても飽きません。
かなり武器になりそうな素晴らしいクラブだと思いました。
教えてくれた友人に感謝です☆
712U 4番と712MB 4番の形状の比較
712MBの4番を持っていたので、712Uとの形状の比較もしてみました。
トゥ側からの写真です。左が712U、右が712MBです。

厚みが倍近く違いますよね。これによって球の上がりやすさ、スイートスポットの広さが変わってきます。
構えた時の視線で撮ったものです。左が712MB、右が712Uです。

並べてみると違いがよくわかります。
712Uを購入する時のシャフトの選び方
シャフトはアイアンに合わせて同じタイプを選ぶのがベストです。
アイアンよりも軽く・柔らかくはしても、決して重く・硬くはしないことをオススメします。
私の場合、アイアンはモーダス120Sを使っていますが、712U4番は中古で購入した時、ダイナミックゴールドのAMTが付いていました。
一番状態が良く安かったのと、AMTを使ったことがなかったので振り心地を試してみたかった、それに自分でリシャフト出来るようになったので、合わなければモーダス120Sに付け変えようという気軽な気持ちもあってこれを選びました。
モーダスは人気があって割高なので、AMTからリシャフトしても費用はとんとんくらいでした。
リシャフト出来るようになると、クラブ選びも幅が広がりますよ。
リシャフトの方法はこちら↓↓
アイアンのリシャフトを自分でやってみたら意外に簡単でした(シャフト抜き機不要)
AMTは長くなるほど軽くなる設計になっていて、モーダス120との比較の場合、5番より短い番手はモーダスの方が軽く、5番より長い番手は逆転しモーダスの方が重くなります。
カタログスペックで4番はモーダスの方が3g程重いのですが、打ってみるとシャフトの特性はAMTの方がしっかりずっしりくる感じで、モーダスに比べると私には振りづらかったのでモーダスにすぐ変えてしまいました。
AMTは自分には合わないということが分かったので、それでも良しとします。
タイトリスト712U、迷われている方は試してみる価値十分にありますよ。